あとは野となれマウンテン

前回の続き

もはや腹をくくるしかあるまい。
曲がれないというのなら曲がれるようにするまでだ。


曲がれぬなら、曲げてしまおうホトトギス（ｂｙまっきー）


急遽鬼教官魂に火がついた。


スパルタな教え方だと、リフトで問答無用に一番高いところに連れて行って、
そこから滑らせるといった方法が手っ取り早いのだが、
学校の先生からは　トラウマ　にならないようにと念押しされている。
それにこの方法はマンツーマンならともかく班だと難しい…


(；´∀｀)　おしいナ…


以前受け持ったことのある班だと、
斜面のキツイところでわざと転ばせ、スキーのビンディングを外し、
ストップウォッチ片手に何秒で復帰できるかとか練習させたりした。



まさに鬼教官　(#ﾟ皿ﾟ)




チビッコたちのすべりをデジカメに撮影して、自分がどんな滑りだったかを確認してもらう。
へっぴり腰な上に、スキー板ばっかり気にして進行方向を全く見ていないという悪い例。
ちなみに僕のデジカメは防水だからスキー場でもガンガン撮れる



コンディションの確認のため班のチビッコ一人一人と
リフトに乗るようにしているが、そのとき気になる発言があった。


チビッコ
　　( ﾟ∀ﾟ)　先生なにあれ？

まっきー
　　え？どれだい？もしかしてスノーボードのことかい？

チビッコ
　　(ﾟ∀｡)　スノーボード？？



スノーボードをしらない？



(；ﾟдﾟ)＜もしやッ！？




ただ運動の苦手なチビッコとばかり思っていたが、
そもそもスキーを今までしたことないのでは…




そんな子がなんで７班に配属されているんだ？？？





昼食後には講師だけのミーティングというのがあって、
このときに滑る能力に応じて班の再編成（要は降格）ができる。




しかし、上手く滑れないチビッコが




（^o^）先生、スキーって楽しいね




とキラキラした目でいってくれた。
班を降格するだなんて…





お、俺にはできないっ
そんな目で俺を見るんぢゃないっ！！






学校の先生
　みなさん、班の編成は大丈夫ですか？

まっきー
　(　´Α｀)　大丈夫です。（本当はあんまり大丈夫でない…）

学校の先生
　それとお願いですが、もう一名班に加えて欲しいのですが…





( ；ﾟÅﾟ)＜えﾞーーー！？





とはいえなんでも安請け合いしてしまう。
基本ＮＯといえない日本人　＿|￣|○



ゼッケンによってチビッコの実力が分かるようになっていて、
上級班から赤白青黄に分けられている。
赤・白ゼッケンだとシュプールが描けるが、
青ゼッケンの７班だと転ばずに滑れれば上出来。



滑れないチビッコを滑れるようにするのは苦労も多いが、
その分できうようになれば、充実感も大きい。
大人になっても、僕が教えたことを覚えていてくれれば嬉しいが、
多分忘れてしまうんだろうな…

その夜は講師で打ち上げをした。



Ｍ口さんが捕まえてきたドジョウで柳川をいただく。
プルプルで（たぶん）コラーゲンたっぷり！


ちなみにどこにいるのか聞いたけれど、教えてもらえなかった…


がんばりました