2009年04月23日
ラピュタは存在した!
過去の記憶をたどるのだから、多少正確さに欠けることを許して欲しい。
観光遊覧は要予約。料金は3000円だった。
長崎に着いてすぐに電話で予約した。案外簡単で拍子抜けした。
今だとどうだろうか?
船で片道約40分で端島(軍艦島)に着いた。
特徴的なシルエットから遠くからでも容易に端島だと分かる。
さらに接近
↓ ↓ ↓
観光遊覧は要予約。料金は3000円だった。
長崎に着いてすぐに電話で予約した。案外簡単で拍子抜けした。
今だとどうだろうか?
船で片道約40分で端島(軍艦島)に着いた。
特徴的なシルエットから遠くからでも容易に端島だと分かる。
さらに接近
↓ ↓ ↓
島影が近づくにつれ、ワクワクした。
長年憧れた軍艦島が目と鼻の先にあった。
建造物の荒廃ぶりは上陸しないでもはっきり分かった。
台風の時は波が島を越え、反対側に抜けたらしい。
そんなときは島のいたるところに滝ができたという。
自然と戦い続けてきた島の今の姿がそこにあった。
全周1200mを高さ約10mの城壁のような堤防がぐるりと覆っている。
上陸できるようになって一部が公開されるそうだが、
今は一体どうやってどこから上陸するのだろうか?
島の上部に真っ白な灯台と社が目立っている。
コンクリートの建物の中でも異質な存在感をかもし出している。
ドルフィン桟橋は壊れてしまっていた。
波で船は結構ゆれた。
大概の乗り物に酔ってしまう虚弱体質な僕でもこのときばかりは、
興味が勝っていたらしく全く酔わなかった。
いかにも軍艦島らしいフォルム
黒いダイヤモンドといわれた石炭を産出した端島は、
近代日本の工業を支えたエネルギー政策の要だった。
教科書にも出てくる八幡製鉄所にも石炭を供給していたそうだ。
そのため、当時の最先端の技術が使われていた。
現存する世界最古の鉄筋コンクリート造りの高層建築もその一つ。
しかし、栄華を誇った端島も石油へのエネルギー転換によって
1974年幕を閉じた。
たかだか全長480m幅160mの人工島に世界最大の人口密度
人が去った今は風化が進み、植物が侵食している。
廃れてしまった古の機械文明が作った空中に浮かぶ島との相違点は
海の上に浮かんでいるのか
雲の上に浮かんでいるのかぐらいの違いでしかない。
いつまでも見ていたい光景がそこにあった。
さらば軍艦島
興味のある人は写真集が出版されているから見てみるとよいよ。
ただの廃墟マニアです
Posted by まっき- at 22:26│Comments(0)
│漢の隠れ家
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。