美声の主
しんペー様が
『カジカガエルが手近に採取できるなんていいですね』
なんていうもんだから投稿します。
カジカガエルは
市内のとある川に生息している。
渓流に棲むカエルで
日本一美しい声で鳴くカエルとして知られている。
遠くの方から
フィフィフィフィフィ~♪と高い音域で響く
ヒグラシのような鳴き声がそれだ。
川の音にかき消されないために獲得した鳴き声なのかもしれない。
この渓流と言うのが曲者で、足場が悪いため捕獲が困難
他のカエルだと、田んぼの脇にいるので、割りと簡単に捕獲できる。
生き物を捕獲する際、生息地に行くのは当然だが、
足場のしっかりした捕獲しやすい場所で勝負するのが、
僕のスタイル
カジカガエルの場合、声はすれども姿は見えずということも多い。
視界に捕捉しても、気配に敏感ですぐ逃げてしまう。
実際、去年からトライしているが、未だにカエルは捕獲できていない。
ならば、
『オタマで捕ろうカジカガエル』(鳴くまで待とうホトトギスのノリで)
オタマなら簡単に捕獲できる。
オタマなんてみんな同じで見分けなんかつくわけない
とお思いの諸兄のためにお教えしよう。
カジカガエルのオタマは渓流に生きるため、
口が吸盤状になっていて
流されないようになっているのだ。
とりあえず茹でたホウレン草とメダカ用の餌で育ててみる。
相手は渓流の生き物なので、
酸素の豊富なきれいな水で育てる必要がある。
面倒だが、毎日朝と夜に水を交換する。
足の生えかけの画像はないが、後ろ足がじわじわ生えるのに対し、前足は一気に生える。
なんか飛行形態→ガウォーク→バトロイドみたいだ。(分かる人だけカモン)
この
ゴマ豆腐みたいのが、上陸したてのカジカガエル。
わずかに残った尻尾がプリチー
しかし、えら呼吸から肺呼吸にシフトする際、
カエルの癖に溺れたりするし、
完全にカエルになるまでは、乾燥にも弱い。
数々の苦労の末、やっと大人のカジカガエルになった。
しかし、あまりにも小さいカエルのため、小さい餌が供給できず、
結局死なせてしまった
ごめん…
フレークや茹でた野菜ではなくで育てられるオタマと違い、
常に生きた餌が必要なカエルの生体の飼育は結構大変
残念な結果
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