空を飛ぶモンスター前編

まっき-

2008年09月06日 20:00

またも知り合いからハチの駆除について電話で相談があった。
種類は分からないが、巣の場所は木の根元らしい。


おそらくオオスズメバチだ。


これからは、次世代女王蜂の育成の時期にさしかかる。
凶暴性は増し、巣も大型化する。
危険度は跳ね上がるといってもいい。

とりあえず、近くに人を寄せないようにしてほしいと頼み、
自分の目で直接現地を確認する。

もし僕の手に負えないようであれば、
費用は数万円かかるが、専門の業者に頼むしかない。
これは命に関わることだ。


駐車場の一角にその木はあった。
この根元に彼女達はいるらしい。
足場がしっかりしているので、接近も退避も容易にできるだろう。


近所の子供が巣穴に木の枝をさしこんだらしい。
こんなものでは防げないし、逆に危険だ。




にしても静かだ。
本当にいるのだろうか?
しばらく待つと、巣とされる穴の奥から、
ブブブブブという携帯のバイブのような音が響いてきた


たしかにいる



さらに暫く待つと、
中のハチが出て行ったり、外回りのハチが帰ってきたりと
スズメバチが活発に活動する様が観察できた。



やはりオオスズメバチだ。



【オオスズメバチ】
堅牢な外骨格を身にまとい
ペンチのような大顎は樹皮をも穿つ
毒針は太く、長い。毒の強さ、量は数あるスズメバチの中で群を抜いている
飛翔速度は大柄な体で鈍いといわれているが、それでも時速30キロは超える
単体でも危険だが、興奮するとフェロモンで仲間を呼び寄せる
ほんの数匹でミツバチのコロニーを全滅させることが可能
他のスズメバチを捕食することもある
世界最大最凶のスズメバチ(まっきー)



まさに空を飛ぶモンスター



もっと接近して迫力のある写真を撮りたい。
しかし、彼女達は僕を認識したようだ。
翅を震わせ威嚇している。(このときガチガチと言う警戒音は聞こえなかった)

(# ゚Д゚)凸ヤンノカゴルァ!!


これ以上の接近は、危険だ。


状況は十分確認できた。
なんとか駆除できそうだ。
準備を整え、出直すことにした。


注)危険なので、駆除は防護服を着用して行うべきです。
  有料ですが、プロの業者にお任せしたほうが安心です。



後編へ続く
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